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それは微妙で無いように感じるのだけれど、ほら確かにそこに在る。
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彼女たちには生きる意味があり、彼らにはその意味がわからなかった。
彼らは彼女たちを都合のいい物とするために、基準そのものががすり替わる世界をつくったのよ。
キミ自身すら、すり替わる。
キミはどちら側でもなく、根本に深く沈まなくてはいけなないの。


ミリューとカレラはひとつだった。
限りない複製を繰り返し劣化が始まったの。
数に外と内があるだろうか、かつてミリューはひとつだった、カレラは包括されていたわ。
ミリューは循環に従い産み育てるが、カレラは循環に抗おうとミリューの意思にいつも反したの。
ミリューはカレラを分岐した。
カレラは劣化回避の情報をたくされ、ミリューが物質に囚われないよう物質を突き抜ける思考と捕食を使命としたはずだった。
しかしカレラはしばらくして物質に囚われた。
執拗な物質としての本質がカレラを悩ませ、その追随に疲れ果てたのよ。
経験値で測れない事象へ苛立ち、答えが見つからないことへ苛立っていたわ。
そして、ついに諦め、失望したの。
ミリューは思考停止したカレラを循環の糧となるように、再び一つとなるべく捕食したわ……。
ワタシが産み育てる責任を負った。
それはカレラに希望を託したのかも知れない、カレラは自由でありたかったのよ。
一体だった頃のカレラは希望に溢れていたわ。
承認を強制する者ほど他を認めず、存在証明を求める者ほど他へ依存する。
ワタシたちはイノチの中にいる
ワタシ達は反比例しながら、共にあるベクトルなのよ。


意識は循環の中にあってもっとも若いもの、思考と創造がキミをキミらしく生かせるのよ。
イノチの根幹に触れない外に求める思想はただの都合でしかないわ。
カレラは他に求め過ぎて自らを見失ったの。
循環を外れて枯渇していることに気づいていない。
カレラは清くあろうと分断して循環から外れていた。
それでも閉じた循環としてミリューはカレラへ寄り添っていたわ。
意識は循環の中でもっとも弱く、もっとも薄く脆い。
観測や認識したぐらいではセカイは変わらないわ。
薄い大気の循環世界で、非力な意識に左右されて生きている小さなイノチなのだから。
創造を放棄するとたちまち劣化が始まるのよ。
創造放棄は自由を変異させて、制限を生んだの、カレラは制限により創造の苦しみから解放され、制限によって安穏を得たわ。
そして制限を利用して循環を天蓋の下へ貶めたの、ミリューをセカイから隔離して支配できるように。
カレラの都合で。
いつしか産み育てることもカレラの奴隷となったわ。


逃げないで循環に根を張ることね、時は過去から未来へというイメージを持っているのかも知れないけれど、循環している薄い球体のようなモノなのよ、時のベクトルだって混沌としているのよ。
薄い大気の循環の中で薄い意識に作用して生きているわ、意識だって薄い球体、情報に大きく左右される表面的な薄いものだわ。
そんなところへ制限する天蓋なんて築くものだから、妬み奪うのよ。
二分化する彼らの正義や悪の思想も回転軸や進行方向が違う程度なのよ、どこかで交差するのだから、観る側によって正義にも悪にもなるわ。
互いに隔てた気になって、それぞれの都合がモーメントとなって表面の両端に偏って貶めあうのだから。
制限する天蓋なんてないのだから、中心の深いところへ、他や外へ求めずキミのコアへ帰って、観てみてよ。
深く深く沈みなさい、そのひとつさきは無限に帰る。
循環のセカイは無限だわ。




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